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Dolpo Seeker

ポクスンド湖へ 2023/4/29 6日目

  • 執筆者の写真: Inaba Kaori
    Inaba Kaori
  • 2023年8月18日
  • 読了時間: 9分

更新日:2023年8月20日

サムドゥワ(3038m) 〜 リンモ(3641m)


富士山は3776mだから、富士山頂の手前ぐらいに村がある感じ^^ 6時起床〜

お決まりになってきたラジオ体操!

隣の宿でテント張っていた外人が遠くからニヤニヤして真似していたww


7時朝食  8時出発!の前に^^

12年ぶりの再会ということで、撮影させてもらった。


左 2011年 、右 2023年。

私は、顔がパンパンやけど、彼女は変わってない〜!


本当に驚いた。

私が話かけたわけではなく、彼女の方から覚えてると言ってくれた〜!

すごくないですかこれ、私はかなり嬉しくて感動した。

2012年は、12年に一度のドルポの大祭に行った時のことだ。

大西バラサーブから卒業して初めてドルポに個人遠征を立ち上げ時だった。

次、このルートでドルポに入ることがある時は、必ず持ってこよう!

今日は、1番のゲキ登りday !

みんなそれぞれに覚悟をして8時出発。


私の登り方、あくまでの個人のやり方ですが、

いつも手前に目標を決めて、1個ずつゴール!を作って、楽しみながら登ることにしてる。

遠いゴールだと、気分がしんど〜〜くなるからね。


私は決して体力に自信があるタイプではない。

でも、行きたいルート、行きたい場所、登りたい山が出来たらスイッチが入る。

出発前になって、焦ってトレーニングするタイプ・・・。

(これ、あかんやつ・・・、日頃からやってるのがいいよね)


ひたすら距離が長い登り・下りは、楽しいこと考えてる^^。

これも自己流ですが、私の中ではとても良い。

たまになんか閃くしね〜

やりたいこと考えたり、難しいだろうな〜と思うことも出来る前提で妄想してると、

数年後、マジで出来ていたりする、これほんと!

こうなれば最高だよな〜とか思いながら登っていたら無になっている。


1人で歩いてる時は感覚が研ぎ澄まされてきて、山・風・太陽・石・大地・野生の動物達が話かけてくる!

って、こんなこと言うと、不思議ちゃんになるから、やめよう、笑。


息は、息切れをしないようにマイペースで、登りでキツくなったら、

足と呼吸を合わせてリズムを作る。

息が切れたら、しっかり深呼吸して無理をしない。

リズムができたら、歩きながらずっと深呼吸してるみたいに登っていける。


高度順応に集中する時は、人に合わせない、なんて言ったらあかん?!

私は合わせると順応出来なくなること、多々あった。

水分も大事だけど、呼吸が本当に大事だと思う。

あと、しんどくなると姿勢が悪くなり、肺が縮まってきて、

酸素が入りにくくなっているのを感じる。

だから姿勢はよくして、酸素が入りやすい体制にする。

深呼吸の体勢ってすごい理にかなっていると理解ができる。

どんな姿勢がいいのか、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターを指に入れながら、

色々試したことがある^^。

順応させるコツは、普段の早さより遅いペースで登る。

これは、昔、大西バラサーブの隊で現地合流した時に現場で体感した。

隊のメンバーは6000m弱まで登っていてたから完全に順応してる状態。 私だけ1人現地集合だったから、いきなり順応しないといけなかった。

そこでバラサーブは、これでもか〜〜ってぐらい遅く歩けという。

私は言われたままにやった、え〜〜って思うぐらい遅いから喋りながら登っていた。

喋っても息が上がらない=めっちゃ遅い!

でも、これがよくて、レスト日なしで5000mの峠をすんなり越えていた。


吸うときは、身体の中にいっぱい酸素が入るイメージをして吸って、

吐くときは、いらいないものを全部出すぐらいのイメージで口を細めて吐く。

頭に違和感があるな〜って思ったら、これを徹底的にして登っている。

とにかく呼吸は丁寧にする。

私は、こんな感じで歩いてます、登ってます^^


8:30 広場で休憩

私はトイレに行くー。


休憩後、しばらくすると徐々に登りがはじまる^^

途中、別のチームのポーターさん達とすれ違う。

この大きなカゴ、ドッコといいますが、

このポーターは、キッチンセットを担いでると思う。



ナムロ(ヒモ)をひたいにつけてるだけで、めっちゃ重い荷物を持つ、すごい体幹だよね。

ネパールの人たちは、ザックより、このナムロの方がいいみたい。

でも、時代とともに、ナムロよりザックがいいと思う時代になってきてるかも・・・。

ちなみに、今回の私達のチームは、カッチャル(馬とロバの掛け合い)に荷物を運んでもらってます。


最初は石の階段で始まり、階段がが終わったら、つづら折りになっていく。

さっちゃん、ここで深呼吸〜〜!



さっちゃんは、福岡県での要先生のヘナのワークショップで出会った。

そこで、私も講演させて頂いたのですが、終わってすぐ声をかけてくれた。

その時の印象がめっちゃ強くて覚えていて、Zoomの説明会で見たとき、

あれあの人だ〜〜と思って嬉しかったな〜。

彼女は、トレッキングが初めてで、山のフル装備を今回の為に全部購入しての参加!


遠くで深呼吸してる人みっけ、明美ちゃん^^。



ヨロン島出身で、めっちゃプラス思考^^、イメージは鳥みたいな方。

いつもどっか飛んでいきそうで〜、お話が面白い。

しんどくなったら、しっかり深呼吸して、マイペースに最後まで登った〜!

夜寝るのがとてもはやい、ちゃんと休憩が出来ていて良い感じだなー思った。


そして、添乗員のエミジョ〜!いつもほんまにサポートありがとう^^!

仕事はやいんだ〜〜!

今の時代、チケットなんてネットで簡単に取れるけど、

私は自分の遠征のチケットもいつも彼女に任せている。 的確なアドバイスの中、これが良いよ〜と教えてくれる。

この対岸には、もう一つの道が見える。

そこは思い出いっぱいのドルポ越冬へ向かって歩いた時のルート。

その時は、わざとポクスンド湖の手前を東へいき、登ったことのないを道を選んだ。

そして、帰りに冬のポクスンド湖をみようと思っていたけど、

アッパードルポから降りるのは厳しすぎた。

結局、下山ルートを一から変えてグルっと大回りして11日間かかって、

ドゥネイまでおりてきた。

私にとってドルポ越冬100日間は宝物^^、何事にも変えれない。


そして、ムチチとはるわちゃん〜!


ムチチは、ムードメーカ!

その場が一瞬で明るくなる、誰とでも話せてバランスが良くて、惚れ惚れした。

ハルワちゃんは、ちょ〜〜常連さん!

私のツアーに最多で参加してくれている、6回目?!ほんまに最高に嬉しい!

いつもありがとう🌟


他のメンバーは、また後ほど〜、ここであまり見えていなかったな〜 足取りが速いチームです!


サブガイドのウッディーマンとラクパ。

ネパリメンバースタッフは、優しくて頼もしい〜

だから最後尾は、彼らに任していた。

ウッディーは、今回で3回目ぐらいかな?!

日本語ができるから、サブガイドではなくてメインのガイドとしてもやっている。

たまに??っていう日本語があるけど・・・笑。


ラクパは古い繋がり。

2005年、私が初めての6000m(アイランドピーク)登りに来た時のポーターだった人。

その頃の私は英語は今より適当で、ネパール語は全くわからんかった。

当時、クライミングガイドと揉めて、1日ずっと1人で歩いていた時があった。

そんなとき、ずっと後ろにいてくれて、なごましてくれた。

さらに、高度順応で近くの丘に1人で登りに行った時も、気がついたら後ろにいた、笑。

言葉が通じなくても、仕草や行動で人柄が伝わってきて、本当に優しい人やな〜と感じた。

それが今でも変わっていなくて、安心してムチチとハルワちゃんをお願い出来た^^

彼は今も山に住んでいて、仕事がある時にだけカトマンズにくる。

だから今も山の人、手がほんまにゴッツイよ〜


ジグザクに登り上がっていき、9:20 休憩ポイントの東屋に到着。

みんなで記念撮影〜!


10:07 休憩ポイント チョータラがある。 

チョータラ=石を組んで荷物を置きやすいようになっている休憩場所。

ここで先頭チームに追いつき、他のチームのポーター達と絡む^^。

今回、同い年でマンサンダルで参加していた美穂ちゃん!

現地人なみの足になっていたよ〜〜〜、ほんますごい!


で、今気づいたけど・・・ 後ろのトモゾウ^^は、カメラ目線!

いつも後ろでみんなを見守っているような位置でいる^^

それが、面白すぎて〜、今回はウラピースが炸裂していた。

この写真で美穂ちゃんがやってるのがウラピース^^


10:50 ポクスンド滝が見える東屋に到着!

みんなお疲れ模様だったが、滝を見て元気になっている🌟

滝の近くにも道がもう一本あり、いつかあっちから登ってみたいな^^。



そして、また登る〜


11:28

ポクスンド湖が見えた〜!

ここで3760mで、


11:46   今日の最高地点の峠に到着、3900mと聞いていたが、

     私のGPSでは3798m、タルチョがなびいてる。




そして、ここからは、少し下りになり、ダケカンバンの木の中を下って行く。



下りきったら、ポクスンド川沿いを歩いていくと、大きな立派なゲートが見えて、

12:35、リンモ村到着〜! 

ゲートの前にいるのは、坂もっちゃん!

出会ったのは、ヘナのワークショップで今では私のお店の常連さんにもなってくれた。

千早店にも来てくれて、講演会にも来てくれて、嬉しい!

そして、山が大好きで日頃から山に行ってるので体力・脚力しっかりある。

坂もっちゃん特有のポーズがあって、それは後ほど動画でアップします🌟


中に入ると、マニ石が積み上げられていて、ドルポの仏塔のお出迎えもある!

たまに、ブッタアイの目があるものもある^^。



ちなみに、このマニ石には、チベット仏教のお経が梵字で彫られている。

ここはまだ2~3Mぐらいの長さだったけど、アッパードルポにはとっても長いマニ石があり、数キロ続いてる場所がある。

それが長ければ長いほど、信仰が厚いと言わている。


遠くにも仏塔がある、傘のようになっているものドルポやアッパームスタンのスタイル。

場所によって微妙にデザインが違っている。


村に入ると、ゾッキョかな、ヤクにしては小さい。

ドルポのヤクは、とても大きくて迫力がある。

それまで、クーンブ地方で見てきたものは、ゾッキョだったと思った。

ドルポに来るまでわからなかった。

村の中では、人々はみんないい笑顔で、作業をされてる方が多かった。

手を振ってくれる人、お茶して行かないか?と声かけてくれる人たち。



家畜で畑を耕してる人、


木彫りをしてる人



子供達の目はキラキラしてる。



ロッジに13:00到着!立派な宿が出来ててびっくりする。

部屋の中は明るくてとても綺麗だ。



そして、ランチは思いのほか、早く出てきた^^13:20 !

サムドゥワからリンモ村までは何もなかったので腹ペコだったのでガッツイター!

出発から約5時間、お疲れ様でした〜



昼食後、村散策〜

大きな橋が出来上がっていた。



ドルポには大きな橋が少なくて、谷はアップダウンすることが多い。

ここでは立派な橋が最近出来たようだ。

通ってみると、下にソーラパネルがあった。

日本のようなメガソーラではない、持ち運び可能なパネルです。

聞くと川から水を引っ張っる為に電気が必要でそのソーラーらしい。

最近は、水力発電があるとも聞いている。

去年行った極西ネパールでも水力発電が盛んに行われていた。

リアルに調査してるチームにも遭遇して、色々話を聞かせてもらった。

あと数年でもっともっと変わるよ、僕達が今計画してるからと言ってた。

今回は岩盤の調査に来てると言って、ネパール人には珍しく地図を持っていて、

メモがいっぱいあった。



写真は、リンモ村の宿で団欒中〜! ここも有料でワイハイありました~。


距離 4.8km

最高高度 3798m

累計  登り 739m 下り 212m

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